食事や仕事、来客との時間など、ダイニングテーブルは日々の生活のさまざまな場面を支えます。その空間の使い勝手や佇まいを左右するのが、周囲に並ぶ椅子です。ダイニングチェアには安定した座り心地だけでなく、テーブルに収めたときの見え方や納まりが求められます。各部材の角度や接合部に明確な目的がある構造は、日々の使いやすさと落ち着いた外観を支えます。
細身の部材で強度を引き出す構造設計
Noyerの椅子づくりは、木工技術を土台にしながら、構造によってウォールナット材の強度を引き出すことから始まります。
JN11 ダイニングチェアは、デンマークのテレビ番組『Danmarks Næste Klassiker』のために3週間で製作したプロトタイプをもとに開発されました。脚部が座面下で鋭角に交差する構造を持ち、細身の部材で安定感を支えます。幅の広い背板を持たない開かれた形状は、濃色の木材でありながら視線を遮らず、テーブル周りの見通しを保ちます。
異素材とウォールナットの組み合わせ
空間全体の木種をひとつに統一する必要はありません。ウォールナットの落ち着いた色合いと明瞭な木目は、明るい壁面やモルタル調の床、明るいオークのフローリングなどに対して自然なコントラストを生み出します。
テーブルの樹種も同じものに揃える必要はありません。リノリウムや石材、明るいオーク天板と組み合わせると、ウォールナットの濃いラインが輪郭を引き締めます。一方で、ダイニングテーブル JN01のように同素材のテーブルと合わせると、JN16とJN01が共有する幾何学的なアングルにより、直線と角度の整った統一感が生まれます。
座面と背もたれの選択:無垢板座・ウール・レザー
食事や休息など、着席時間や使い方に応じて選べる3つの座面仕様を用意しています。
- ウォールナット無垢材(板座):張地を設けず、ウォールナットの木目と自然な風合いをそのまま楽しむ仕様です。
- Hallingdalウール:ウレタンフォームのクッションに耐久性の高いHallingdalウールを組み合わせた仕様です。柔らかな当たりと弾力性をもたらします。
- レザー(本革):ウレタンフォームにブラックのアニリンレザーを張った仕様です。しなやかな質感で、使い込むにつれて身体に馴染みます。
食後も長く過ごすダイニングには、背もたれを備えたJN16 ダイニングチェア|ウォールナットが適しています。JN11と同じフレーム構造の原理を踏襲しながら、背もたれを加えたモデルです。JN16も同様に板座、Hallingdalウール、レザーの3種類を展開しており、長時間の着席時にも背中を支えます。
テーブル周りのスペースと生活動線
ダイニングスペースを整える際は、椅子周りの動線が重要になります。開放的なフレーム構造の椅子は、オープンなキッチンやリビングダイニングでも視覚的な圧迫感を抑えます。日常的に無理なく立ち座りできるよう、テーブルの端から椅子の後方へ十分に引けるスペースを確保することが大切です。
JN11およびJN16は、受注生産(納期約4〜6週間)にて製作しています。空間や使い方に合わせて、板座、ウール、レザーの仕様をお選びいただけます。すべてのラインナップは椅子のコレクションページでご確認いただけます。また、素材の質感や角度はValbyのショールームでもご覧いただけます。







