玄関は住まいの中で人の出入りがもっとも多く、限られた床面積に通路と収納の役割が重なる場所です。アウターや手荷物を従来のフックに重ねて掛けたり、床やベンチの上に置いたりすると、通路が狭まり足元が乱れやすくなります。床置きの大型クローゼットを設置すると通路幅が制限され、掃除の動線も遮られます。
壁面を活用するJN14 ハンガーバー付きウォールシェルフは、上部の棚板と下部のバーを一体化させた構造です。床面を塞がずに、アウターの吊り下げと小物の定位置管理を一箇所にまとめられます。床から浮かせて設置することで、足元に靴を並べたり掃除機をかけたりする作業が容易になります。
設置高さと寸法の基準
壁付けのハンガーラックを使いやすく保つには、掛ける衣服の着丈と手の届く高さを考慮して位置を決める必要があります。実用的な基準として、ハンガーバーの位置を床から約170〜180cmの高さに設定すると使い勝手が安定します。
- ロングコートや丈の長いアウターを掛けても、裾が床や靴箱に触れにくい。
- 上部の棚板へ無理なく手が届き、物の出し入れがスムーズに行える。
JN14の奥行きは28cmに設計されています。壁からの出幅を抑えつつ、上部には箱やヘルメットを安定して置ける面積を確保しています。幅は60cm、70cm、90cm、120cmの4種類があり、限られた袖壁から間口の広い玄関壁面まで間取りに合わせて選べます。
ハンガーとS字フックの使い分け
衣類や小物の種類によって、適した掛け方は異なります。厚手のウールコートやジャケット類を先端の尖ったフックに掛けると、肩部分の生地が伸びて型崩れの原因になります。バーにハンガーを通して掛けることで、肩幅全体で重さを受け止め、生地の負担を減らせます。
ウォールナットと真鍮を組み合わせたJN17 木製ハンガーは、長さ44cm、高さ20cmの寸法で肩のラインを支えます。木部の形状が衣類の重みを分散し、真鍮製のフックがバーと同一の素材で収まります。
一方で、日常使いのトートバッグや鍵、子どもの上着などは、素早く掛けられるフックが適しています。バー部分に真鍮製S字フックを掛けておけば、必要な位置へ横にスライドさせながら併用できます。型崩れを防ぎたいコートと、出し入れの多い小物の定位置を同じ壁面に整理できます。
棚板スペースの実用的な活用法
バーの上の水平面は、外出時や帰宅時に手放す小物の置き場として機能します。
- 手袋やマフラーなど、季節の小物をまとめる収納バスケットの配置。
- 下駄箱やベンチの上に置きっぱなしになりやすい自転車用ヘルメットの定位置。
- 出かける直前に持ち出す手荷物の一時置き。
棚の上に小箱やかごを置くことで、細かな日用品が散乱せず、奥行きの深いキャビネットを置かなくても壁面にすっきりとした収納ゾーンが整います。
構造とフレンチクリート工法による固定
JN14はデンマーク・Valbyの工房で製作されています。無垢のウォールナット材と真鍮を組み合わせ、専用の棚受けは木と真鍮それぞれの強度を生かして冬用の厚手コートにも対応できる構造にしています。
固定には、金具が表面に露出しないフレンチクリート工法(壁面の隠し留め構造)を採用しています。壁面にしっかり固定しながら、留め具が見えないすっきりとした佇まいに仕上がります。詳しい取り付け手順は組み立てページでご確認いただけます。
無垢ウォールナット材のお手入れ
玄関に設置した無垢ウォールナット材は、日常の基本的なお手入れだけで状態を保てます。普段は柔らかい乾いた布でホコリを軽く拭き取るだけで十分です。
長年使用して木肌の乾燥が気になった場合は、薄く亜麻仁油を塗り広げて拭き上げることで、艶を取り戻せます。
玄関や廊下の整理に適した壁面家具については、収納コレクションをご覧ください。









