リビングでテレビを置くとき、悩みの種になりやすいのは本体そのものよりも、その周囲に集まる機器やコード類です。リモコンや配線、ゲーム機などがテレビ下に集まると、視覚的なノイズが生まれやすくなります。空間を落ち着かせるためには、機器を収めながらも、床面や壁の余白を圧迫しない家具選びが役立ちます。レコードプレーヤーキャビネット JN26は、もともとターンテーブルやレコード、オーディオ機器を収めるために設計されました。しかし、低く抑えたプロポーションと壁掛け構造から、テレビボードとしても選ばれています。
床から浮かせた壁掛け構造がつくる軽やかさ
壁掛けタイプのテレビボードを選ぶ利点は、床から浮かせることで生まれる軽快さにあります。床置きの家具のように床面を遮らないため、部屋の広がりを妨げません。また、家具の下に空間ができるため、日々の掃除がしやすい点も実用的な特徴です。設置する高さをテレビの位置や視線に合わせて決められるため、空間に整った水平ラインをもたらします。
AV機器の生活感を隠すスライド扉
JN26の前面にはスライド扉が備わっています。配線や周辺機器など、視界から外したいものを背後に収めつつ、一部を開けて物を置く使い方も可能です。扉を閉めることで画面下の雑然とした印象が抑えられ、黒く硬質な画面の周囲に落ち着きが生まれます。
無垢ウォールナットと真鍮のディテール
ガラスや金属、プラスチックで構成されたテレビ画面に対して、木目の表情豊かな無垢材は心地よい温かみを与えます。JN26は、コペンハーゲンの工房で無垢ウォールナット材を選定し、加工と組み立てを経て丁寧に仕上げられています。濃淡のある深い色合いや木目は一点ごとに異なり、木本来の表情をそのまま残しています。側面には控えめな真鍮のディテールが施されており、近づいたときに手仕事の細やかなこだわりが伝わります。
120cmと170cm、空間に合わせたサイズ選び
JN26は、2セクション構成の幅120cmと、3セクション構成の幅170cmの2サイズを展開しています。奥行きは37.5cm、高さは40.5cmです。テレビの画面幅に対して家具の幅にバランスよく余白を持たせると、壁面の印象が安定します。コンパクトな部屋や壁に余白を残したい場所には120cm、大型テレビに落ち着いたベースを合わせたい場合には170cmが適しています。実際に取り付ける前に、壁面にテレビと家具の寸法を印づけて全体のバランスを確認しておくと、位置決めがスムーズに行えます。

単一の用途に縛られないデザイン
テレビ専用として作られた家具は、住まい方や機器の規格が変わった際に使い道が限定されてしまうことがあります。もともとオーディオキャビネットとして誕生したJN26は、テレビ下での役割にとどまらず、レコードやオーディオ機器の収納、あるいは将来の別の用途へと使い方を変えていくことができます。特定の役割を主張しすぎないシンプルな形だからこそ、暮らしの変化に寄り添います。
コペンハーゲンの工房で手がける受注生産
JN26は既製品の在庫を持たず、ご注文を受けてから職人が製作する受注生産品です。木材の選定から組み立て、最終仕上げまでを行い、約4〜6週間の製作期間を経て届けられます。実物の木肌や真鍮の納まりを直接確認したい方は、コペンハーゲンのショールームでもご覧いただけます。長く暮らしに寄り添う無垢材の壁掛け収納をご検討ください。











